関節リウマチ記事一覧

私は、1991年に医師になりました。その時は、研修医として大学病院に勤務していましたが、大学病院で経験する関節リウマチの患者様は、年齢がお若くとも関節破壊が進行し、手術でしか関節機能を改善することができませんでした。薬物治療も、その当時は消炎鎮痛剤(いわゆる痛み止め)で疼痛を緩和し、副腎皮質ホルモン剤(ステロイド剤)で関節の腫脹を軽減させることが主目的で、リウマチの病勢をコントロールすることは困難...

関節に炎症が起こり、腫れて痛む病気です。症状は「手指の小さな関節が腫れて痛い。動かしにくい」「朝、起きるときに体のあちこちがこわばる、関節が動きにくい」「複数の関節がはれて痛い」「けん怠感や発熱がある」などです。進行すると関節の骨が破壊されて、関節が変形します。肺疾患や動脈硬化性疾患を合併しやすく、生命にもかかわる難治性の病気です患者は全国に70万〜80万人いるといわれており、40~60歳に多く、...

 2010年、米国と欧州リウマチ学会が発表した新しい分類基準が使われています。一つ以上の関節が腫れていて、それが、他の病気によるものではないという場合、関節の腫れている箇所数などで計算していく方法です当院ではレントゲン撮影による体への負担を極限まで軽減するため、最新の無線電子式レントゲン装置を使用しています。これにより一般的なフィルムレス装置の1/3程度の放射線量で済みます。全身の骨塩を計測可能な...

関節リウマチの治療目標については、患者様と病気と治療について十分納得したうえで治療を行うことが必要です。その為、「関節リウマチという病気について」「薬の効果や副作用について」をご理解頂けるように行っております。さらに、患者様が、関節リウマチと、どの様に付き合って、どのような生活をおくりたいのか等を理解し、適切な選択肢を提示できるよう、家族を含め、支援する活動を行なっています。できる限り、多くの患者...

当院におけるRA患者の推移RA患者の男女比MTX使用率平均MTXの使用量(mg)PSL平均投与量(mg)BIO使用患者数BIO導入率bDMARDs(Bio)内訳csDMARDs使用患者数tsDMARDs(JAK)内訳

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